誰に撮ってもらうか
20代最後の自分への誕生日プレゼントとして、ちゃんとカメラマンに依頼をして写真を撮ってもらうことに決めた。ずっとfacebookとかLINEのプロフィール写真を更新したいなとは思っていて、でも友達との自撮りも減ってきたし、かしこまってスタジオで撮ってもらうのもなんか違うしな〜〜〜と、とりあえずそのままにしていたんだけど、あるときふと「撮ろう!」って思ったの。タイトルにしといてなんだけど、20代最後の誕生日はたまたま近かっただけでこじつけ。人生のだいたいのことがこじつけだよね(笑)
感覚で生きております。
そんなとき、友達が前に「あやなちゃん(カメラマン)は、ただ撮るだけじゃなくてその人と対話して、その人らしさを引き出して撮影してくれてめちゃ素敵なんだよ〜」と言っていたのを思い出して、どんな写真を撮る人なのか写真を実際に見ていないけどあやなちゃんという人に頼むことに決めた。即決。
教えてくれた友達の感覚を信頼しているというのも1つあったし、今回はただ写真を撮りたいというよりは「自分の今を記録したい」というか「自分の今を客観的に見たい」という気持ちがあったから、対話っていうのに惹かれたんだよね。
だからあやなちゃんは「カメラマン」って括ってしまうにはもったいないというか、ちょっとまた違うんだけどそれは後で熱弁します(笑)
自分の写真を撮ってもらうことには抵抗があった。
いろいろな出来事が重なって、今回「よし、依頼してちゃんと写真を撮ってもらうか!」ってなったんだけど、もともと私は写真を撮られるのが苦手。嫌いではなくて苦手。撮ってもらえるのは嬉しいんだけど、容姿に自信がないし、ふいに撮られた写真をみて「うわ!自分こんなんなのか…」「うわ、これ二重顎…」とガッカリすることも多いから、積極的に撮ってもらったりはしていなかった。
でもさでもさでもさ!そのときって本当に”そのとき”だけじゃん?って突然あたりまえのことを思ったんです。結婚したり子供が産まれたりしたら、依頼して撮影とかする機会もあると思うんだけど、そういうライフイベントがなくても「今の私」だって記念だし、そのときの自分を記録しとくのっていいと思う。どんな状況の自分だって、後から見たら面白いし愛おしいと思うんだよね。やってみて本当に良かったなって思うし毎年やりたいかもって思ってる。
【 撮影の旅、始まり 】 −対話が上手すぎるカメラマン−
ということで、前置きが長くなったけど(笑)当日は北鎌倉で半日ぐらいかけて撮影しました。事前にあやなちゃんとメッセージでどんなとこで撮りたいかとかも相談しながら決めたよ。私は鎌倉と北鎌倉が大好きで、今回自然の中で撮りたいな〜と思ったから北鎌倉にした。
まず最初に鎌倉のカフェへ。
鎌倉にあるガレージブルーベルっていうカフェに行ったんだけど、もう私のツボすぎて息が苦しかった。大正レトロ感が最高。このカフェは私が行きたくて選んだんだけど、そのときもあやなちゃんが「なんで大正レトロ感が好きなんだろうね〜」ってさらっとゆるっと掘り下げてくれて、私は和洋折衷というか、色とかも含めていろいろなものが絶妙なバランスで混ざっているということが好きなんだって気がついた!笑
自分の好きなものって「これ好きー!」で終わるから1人だと理由とか掘り下げないよね。(わたしだけかな)
それで、カフェで自分の今までの話とか、これからどんなことをやっていきたいのかとかを聞いてもらった。そうやって文章にすると面接みたいだけど(笑)全然そんなことはなくて、自然な流れで聞き出してくれる。あやなちゃんはとにかく聞き上手で、私も自分のこと話すの得意ではないんだけど、ぺらぺらしゃべってしまった。すごい。
その間も、ふとした瞬間の写真を撮ってくれていて、私は普段こんな顔で笑ってるんだーって思った。対話をしながら写真を撮るの本当に大変だと思う…。ありがたや
あやなちゃんに聞いてもらうと、話しながら考えがまとまるというか自分自身の発見がたくさんあって、本格的な撮影始まってないけどもうこの時点で来てよかったー!って感じで満足した(笑)
【 撮影の旅、中盤 】 −気の向くままにふらふら−
そのあとは、鎌倉から北鎌倉まで特に地図も見ず、適当に散歩した。目的地を決めないでふらふらするのは私の得意技。たぶんわたしに合わせてそんな感じにしてくれたと思うから、もっと計画的に歩きたい人はそれでも対応してくれると思う!
顔が写ってない写真を載せているけど、もちろん顔が写ってる写真をメインに撮ってもらってるよ(笑)念の為。
歩きながらとかだと撮る側は大変だと思うけど、撮られる側は身構えないで済むから楽というか比較的自然体でいられるし、普通におしゃべりしながらの北鎌倉散策が楽しかった〜〜〜最高。
【 撮影の旅、終盤 】 −3ヶ月後の自分へ手紙を書く−
たくさん写真を撮ってもらって大満足で終わりかと思いきや、「3ヶ月後の自分に手紙を書いてみない?」って言ってくれて急遽書くことに。そういうの小学生のときやって以来だったから新鮮だったーーー!
それを、あやなちゃんが3ヶ月後に送ってくれるの。私手紙書いたことすっかり忘れてて、突然届いたから普通にびっくりしちゃってサプライズだった(笑)手紙と一緒に、撮影の時わたしが撮ったフジカメラの写真も現像して届けてくれて、一気にその日の気持ちがふわっと思い出されてよかったな。
なんか、今って本当になんでもすぐ分かるしすぐ見れるし、それは便利でありがたやなんだけど、だからこそこの3ヶ月の時差がすっごく贅沢に感じた。豊かだなって。
おわりに
いやー、粋じゃないですか?笑
カメラマンじゃないんだよねあやなちゃんは。もちろん写真素敵だしカメラマンなんだけど、もうちょっとカウンセリングというか。でもカウンセリングとかセラピーよりももっと対等だし。壁打ちかなあ。「人」とそして「言葉」をとっても大切にしている人で、話していても思うしあやなちゃんの文章からも優しさと、繊細だけど芯のある強さが伝わってくる。
もうとにかく、本当に本当に素敵な人なので撮ってみてもらいたいかもって思った人はぜひ相談してみて〜。あやなちゃんのInstagramからお問い合わせできるよ。
私は写真を撮ってもらった時、仕事が上手くいっていなくて肌もぼろぼろでコンディション最悪だったんだけど、それでも撮っておいてよかったって心から思ってる。後から見返して、「あのとき大変だったんだよな〜笑」っておせんべい食べながら言いたい。後から見たらなんでも面白いよね。そういう人生にしようと思う。
おわり。
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