prologue − 序章 −
“もがき力”ってあると思う。
今の状況を変えるためにジタバタする力。全然スマートじゃないけど、ジタバタしたらとりあえず今とは違うところにいけると思うの。そんな私の全力のもがきを綴ってみる。
今の自分のキャリアにうーんってなっている人には、なにかのヒントになるかもしれないし、ならないかもしれない(笑)でもとにかく今の状況を変えたい!って人は、この記事がその1歩でも半歩でも2㎜でも動くきっかけになったら飛び上がるぐらい嬉しい。
注意点:私はまだまだデザイナーとしてはひよっこのひよっこだし、まだまだ人生模索中のひとです(笑)
第一章 わたしは誰? − 自己紹介 −
はじめまして、リサと申します。
私は今、なんやかんやあってフリーランスで企画やデザインその他もろもろのことをやっているのだけど、そこにいくまでにうにょうにょうにょうにょ悩みまくりました。
どんな悩みだったのかざっくりというと「新卒で営業というキャリアになったものの、なんか向いていない気がする。というか辛い。」って感じ。でも〇〇になりたい!というものがしっかりあるわけでもない。だから遠回りしたし、道草もたくさんした。そんなわたしだからこそ伝えられることもあるのでは?ということで書いてみる。
もちろん営業が悪いとかいうことではなく、自分に合っていなかったというだけ。合わせる努力も大事だという意見もとっても分かるけど、私はシロクマは無理して沖縄に住む必要はないと思っているタイプなので、南極を探すべく全力でもがいていきます(笑)
第二章 もがきの始まり − ベンチャーへの転職 −
年収100万円ダウン。
カチコチのメーカーから、自由度の高いベンチャーへの転職
新卒の就活って大変だよね。私は全く上手に就活を楽しめなくて「うげ、みんな同じ格好してる」って嫌だなと思いつつ、周りのみんなから外れきるのは怖いから前髪のぱっつんだけ残して、ちゃんとリクルートスーツ着て就活した。中途半端で一番悪いやつ(笑)
それで新卒でなんとか電機メーカーに潜り込めたものの、スーツも満員電車もテレアポも接待も、役員への根回しも全部いやだった。なんといっても「特に理由はないけどずっとやってるからやる」という慣習が耐えられなかった。それでも結局2年半ぐらい働いたんだけどね。
素敵な人たちもいたし学びはたくさんあったし、これはこれで面白い経験だと思うから全然いいけど、もっと早く転職しても良かったなーとは思う。
よく言われる「3年耐えろ」は一理あるけど、3年耐える場所も選んだ方がいいと私は思う!
ということで、転職を決意。リクナビ、マイナビ、エンジャパン…思いつくままに人材紹介会社5社ぐらい登録して面談してもらって転職活動したけど、なかなか自分の希望と合うところが見つからなくて wantedly で自分で見つけた不動産ベンチャーに入社。
年収が100万円下がるということで、巷で言われている「年収が下がる転職はするな」ということに思いっきり反しているし(笑)友達や家族にも「大丈夫なの…??」って言われたけど、大丈夫にする!みたいな変な反骨心が湧いてきて転職しちゃった。
これは別に全然おすすめはしないけれど、私は結果的に転職先のベンチャーで出会った人と今プロジェクトを一緒にできていたり、自分の世界が広がったから結果論で転職して良かった!
転職したことを1000回ぐらい後悔したけど、1500回ぐらいよかったって思った。
正解はないから「よかった」寄りに自分でしていくしかないよね。あとちゃんと生活していけるかは計算して転職したよ。
第三章 もがき全盛期 − 部署移動と副業 −
「デザインに興味あります運動」で部署移動を試みる。
とにかく副業を探しまくる日々
自由度の高い不動産ベンチャーに転職できたはいいものの、職種はまだ「営業」。そもそも転職する時に、なんとなくデザイナーってかっこいいし素敵な空間とかデザインが好きだから「内装デザイン」で応募したんだけど、面接していくうちに「営業」になっちゃった。これは他の会社の面接のときもあるあるで、結局キャリアが営業だからそっちに持っていかれる…。
まあでも始まっちゃったから頑張るしかないよね。ということで営業も頑張りながら「デザインに興味あります運動」をすごく頑張った(笑)
— 「 デザインに興味あります運動 」のやり方 —
① 服装をデザイナーっぽくする
これ意外と効果あったと思う(笑)社内でも「なんとなくこの人知ってそう」「いいアイディア持ってそう」ぐらいで相談したりしない?もちろん見た目だけじゃダメだけど初めの一歩としてはよき。
② 内装デザインの人を片っ端からランチに誘う
どんな仕事してるのかどうやって勉強したのか聞いたり、私興味あるんです!を言いまくった。これもなにかあったときに声をかけてもらいやすくなるから良かったと思う。
③ デザイナーっぽいツールを使い始める
イラレとかフォトショとか、プレミアプロ(動画編集ソフト)とかとりあえずインストールして、営業では必要ないのに独学で使い始める(笑)でもベンチャーだから仕事が幅広いのもあって、インタビュー記事作るときのバナーとか作るのに役立ったりした。これはもちろん今でも使ってるしとりあえず始めて本当に良かった。
それで結局どうなったかというと
内装デザインの部署に移動できませんでした!
ええ。そんなに世の中甘くなかった(笑)
先輩に相談したり役員に直談判とかもしたけど結局移動できなかった…。でもその代わり「施設運営」という自社の施設を運営する部署に異動。そこはすっごくやりたいことではなかったけど、「営業」から出れたからまあ一歩進めたかな。
ということで、やりたいことは会社ではできないから副業探しの旅に出るわけです。
副業はまた、wantedlyにお世話になって(「話を聞きたい」ボタンで気軽に聞けるから便利なんだもん笑)それはもういろんな企業に話を聞きに行った。
その中で2つやっと見つかって、1つはお互いのタイミングが合わず自然消滅してしまった…。もう1つはブランディングの会社で報酬はなしでインターンみたいな感じで入らせてもらった。(この会社がのちにフリーランスになったときがっつりお世話になるところ!)
あとは、アピールが功を奏して会社の人のつながりで、ありがたいことにYouTube動画編集のお仕事をいただけた!
周りの人に「こういうことがやりたい!興味がある!」って言い続けることは大事。即効性はなくても、あとからじわじわくる。
第四章 もがき恐慌 − 突然の失業 −
そんなこんなで不動産ベンチャーでのもがきを経て、次は新しく立ち上げの会社に入ったんだけど、いろいろあってまさかの2ヶ月で解散…。
覚悟を決めて行ったけど2ヶ月はさすがに想定外(笑)
ということで、なりゆきというか強制的にフリーランスに。
今までの動画編集やブランディングの会社からのお仕事でなんとかやっていく形になった。いやもう本当に不安マックス。
正社員の保証とかも全部外れるし、これからどうしたらいいかわからないし、なんというか今まで家の中で守られていたのが、いきなり屋根のない外に放り出された感じの不安感。(伝わるだろうかw)
だから今まではなんてことなかった小雨とかも、くううううってなる感じ。今まで大丈夫だった言葉とかも「いててっ」ってなるし、友達にも一時期会えなかった。ほんとメンタルよわよわ期。
でもなんかいろんな人が言ってるけど、意外とやってみたらなんとかなるもんで、副業していたブランディングの会社で小さいデザイン案件とかいただけたり、知り合い経由でバナーデザインの案件いただけて、なんとかなんとかやっております。(今もまだまだ不安定だよ)
もともといつかフリーランスというか、パラレルキャリアという感じで場所とか時間とか自由に働きたいっていう気持ちはずっとあったから、いいきっかけではあった!
最終章 結局なにをやったらいい?
結局何をやったらいいか分かりにくくてすみません(笑)でも、わたしのもがきをありのままに書きたいなと思って書いた。
私はもがきのプロだから(笑)本当にいろいろな自己啓発本とか記事とかを読んだの。でもそういうのってすごい人とかもう出来上がっている人が書いていることが多いから「わたしには無理だ〜〜〜〜〜」って思うことも多くて。だから、まだまだ中途半端で、達人には程遠いけどもがいたら今の場所からは動けるよってことを伝えたかった。
今書いた他にも、webデザインのオンラインの学校に入ったり(15万円ぐらい払ったけどお仕事に直結はしなかった)、イヤリングを作ってみたり、インスタでお茶の発信を始めたり、ラジオを配信してみたり、うねうねうねうねしております(笑)
そんな中でこの心意気は役に立ったかも!ってことがいくつかあるから紹介するね
自分が素敵だなと思う人のそばにいる
これけっこう大事!
やっぱり周りの人から入ってくる情報って多いから、素敵な人のそばにいると素敵な情報が入ってくる。そしてそもそも自分が素敵だなって思う人はどんな人なのか知るためには「自分の好きを意識する」ことが大切だと思う。
いろーんなことをやってみて、いろーんな人に会ってみて、自分の好きはこっちかな?ってやってくと、同じ好きを持っている人と繋がりやすくなるよね。
どんな仕事にも自分っぽさをちょっとプラスしちゃう
これは最初からはできてなかったけど、途中からやり始めて良かったなって思う。例えば私だったら営業のときも資料を少し凝ってみたりとか、案件にキャッチコピーつけてみたりとか。
クリエイティブな仕事をしたいから事務作業でもクリエイティブを意識してやってみるてきなね。
信頼される人である
結局これに尽きる。これに尽きたよ。自分ができているとは言えないけれど、誠実であることは心がけてやってきたつもりなので書かせてください(笑)
なんでこれを思ったかというと、途中でも書いたブランディングの会社さんは、今の私のスキルじゃなかなか一緒に仕事をさせてもらう機会がないような人たちが集まっている会社なんだけど、私の副業のときの動きを見た上で社長が「信頼できる人だ」と思って一緒にやろうって言ってくれたらしくて。
結局、こういう小さな小さな積み重ねなんだなって思ったんだよね。スキルももちろん大事だけど、まずは信頼されてる人でないとスキルアップするお仕事もお声がけいただけないというか。
ここは本当に、日々精進です。
epilogue − あとがき −
長々と失礼しました!笑
なるべくありのまま、せきらら、等身大で書いてみた。
これからもしばらくというかずっと「チャーミングなおばあちゃんになるための人生模索」は続く気がするから、またいろいろ書きたいと思います。お互い人生模索がんばろうね。
おわり。
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